和心紡ブログ

　今日　知り合いの社長と打ち合わせをした際に　予約を頼まれました。

　予約と言うのは　その社長が手掛けている仕事で　現在の所　私が必要と

なるかはわからないが　必要となった時に　仕事を頼みたいと言う事です。

　今月は　契約を継続をするか？卒業をするか？の打ち合わせが多いです。

私も　そちらの状況を見ながら　新規の仕事をどこまで受け入れられるか？

判断をしています。

　一応余裕をもって仕事を入れているつもりですが　仕事のボリューム次第

では引き受ける事が難しい場合も有ります。

　先日も　違う社長から予約と言う形で仕事を一つ入れて有ります。

　仲間からの依頼は断らないつもりですが　どうしても難しい場合には時期

をずらしてもらいます。

　何だか　今年も忙しくなりそうです。

　昨年の話ですが　東海地方へ行った際に　御相談者から紹介をされた「葛

職人」さんの話です。

　その方は　冬の本葛採取以外の季節は　猟をしたり畑をしたりしているそ

うですが　雪が積もらない日の冬は本葛の収穫をしているです。

　本葛は　山の急斜面に生えている事が多く　その蔓は山の木々を覆ってし

まい木の成長を止める程だそうです。まず山に入り　10年以上の葛を蔓をみ

て探し　そこから根の部分を持参をした　根堀り用のスコップでひたすら

掘るそうです。

　掘った根は　しょい駕籠に入れて持ち帰るそうです。

　葛を掘るのは　もちろん冬場の収入を得る為でもあるが　山を守る為でも

あると誇りを持っていました。

　こういう職人さんがいなくなると　山も滅び　和食やお菓子屋さんが困り

ます。

　今後は　後継者も育てたいと言っていたので　誰か若い子に引き継いで

欲しいと思いました。

　私はこの歳になるとこういう話を　職人さんから実際に聞く事が好きです!!