唐三彩
2021年10月27日 (水)
皆さんは 唐三彩をご存知でしょうか?
私は 全く知りませんでした。今回 お得意様と器の色について話をしていて
教えてもらいました。
下記はインターネットで見つけた 唐三彩の説明です。
唐三彩は成形後二回にわたって焼かれる。一回目は白色の粘土で器物の原型を
作り、窯の中で1000~1100度で素焼きにされる。冷却の後、器物を取り出し、各
種の釉薬をかけ、再び窯の中で850~950度で焼かれる。炎色反応を用いて色を付
けることから、釉薬には銅(緑)、鉄(赤褐色)、マンガン(紫色)、コバルト
(藍色)、アンチモン(クリーム色)を用い、助燃剤として鉛やアルミニウムを
用いる。釉薬の色が互いに浸透し、年代が経つことにより、顔料の色が微妙に変化
し、新たな色を作る。 この釉薬は鉛釉と呼ばれ、漢代に西域から伝播した技術とも
言われている。鉛釉の特徴は、釉層中の気泡の少なさからくる透明度と光沢の強さ
にある。施釉技法は刷毛や筆、柄杓掛け、浸し掛けなどが基本となる。
唐三彩の形状は非常に多く、人物、動物、器物の三種に主に分類される。人物に
は天子、文官、武将、貴婦人、男の子、下女、芸人、ペルシア人などがある。動物
には、馬、ラクダ、牛、羊、ライオン、虎などがある。器物には容器、文房具、お
碗、壺、皿などがある。 日用品や部屋の装飾品よりも主に埋葬品として使用され、
主に中原一帯で生産・流行し、中原一帯の官僚たちに使用された。『唐六典』には
葬儀における唐三彩の規定が記されており、『旧唐書』には当時の唐三彩熱を伺わ
せる文章がある。
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