1000年の火
2017年04月02日 (日)
世界遺産宮島には弥山が有り そこには ロープウエーと登山で昇り 上には
弥山本堂と霊火堂が有ります。
弥山七不思議 (資料を引用)
①きえずの火
大同元年(806年)、大聖院を開いた弘法大師(空海)が修行の際に焚かれてか
ら、今日まで途絶えることなく燃え続ける霊火。この火で沸かした霊水は万病に効
くと云われています。また、広島市の平和記念公園の「平和の灯火」の元火にもな
りました。
②錫杖の梅
弥山本堂横にたたずむ八重の紅梅で、弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、つ
いには梅の木になったという不思議な話が残っています。毎年美しい花を咲かせて
いますが、山内に不吉な兆しがあると咲かないと云われています。
③曼荼羅岩
本堂の裏側を少し下った所にある、畳数十畳分もの巨大な岩盤。古来より弘法大
師の書であると伝えられる文字と、梵字やイラストが刻み込まれています。現在
は、台風の影響で大木が倒れたため道を閉鎖し立入禁止となっています。
④干満岩
その名の通り、側面にあいた小さな穴の水が潮の満ち引きにあわせ上下する巨
岩。しかし、その岩穴は標高約500mの地点にあり、さらにはその水には塩分が含ま
れているのだとか。いまだ科学的な証明がされていない、七不思議の一つです。
⑤拍子木の音
カチーン、カチーン。人気のない深夜、どこからともなく拍子木の音が聞こえて
くると云われています。それは弥山に棲む天狗の仕業だろうと語り継がれ、音が
鳴っている間は家にこもっていないとたたりがあると恐れられていたそうです。
⑥しぐれ桜
どんな晴天の日でも時雨のように露が落ち、地面は通り雨が過ぎ去ったように濡
れる不思議な桜。江戸時代に発行された『宮島図絵』にも、その奇妙な現象が記さ
れているとか。残念なことに現在は伐採され、見ることができません。
⑦龍燈の杉
旧正月初旬の夜になると宮島周辺の海面に現れるナゾの灯りを龍燈と言い、この
龍燈が最もよく見える弥山頂上の大杉は「龍燈の杉」と呼ばれていました。現在こ
の杉は枯れてしまい、見ることができません。
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